燕の目指す教育の形を見に行ってきました
- 大輔 佐野
- 2024年1月21日
- 読了時間: 3分
1月19日(金)に燕の学校教育・研修成果等報告会が開催、20日(土)には、燕キャプテンミーティングが開催され、そちらに出席してきましたのでその様子をご報告いたします。
まずは、報告会についてですが、内容としては今年度、燕市が重点を置いている教育や研修について教育委員会の指導主事の方々や先生方から直接ご報告を聞くことのできる機会です。
今回は、読解力育成のための取り組みやSTEAM教育、地域との連携やキャリア教育などの報告があり、読解力育成については、燕中学剣道部の大先輩である田中辰弥主任指導主事から各校の授業や長善タイム(朝学習の時間のようなもの)での取り組みについて、事例を交えてお話がございました。
STEAM教育とは、Sience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Arts(芸術・リベラルアーツ)、Mathmathics(数学)の頭文字を合わせたもので、実社会での問題発見・解決に活かしていくための教科横断的な教育です。
燕市では、その一つに「つばくろ-Lab.」という取り組みを燕中学校にて行っており、CADを使って設計したり、3Dプリンターやレーザーカッターなどを活用して実際にモノを作ったり、他にもイラストレーターなども活用するなど先進的な教育が行われております。 私も実際にLabが出来上がった後に鈴木市長からぜひ行ってみてとお声がけいただいて燕中に伺わせていただきましたが、施設が充実してて自分も中学生だったら?なんて考えましたが、それでもやっぱり剣道一筋だったかなと。実際に3Dプリンターで形にするところも見させていただき、本当に教育が進んでることを実感して興奮してしまいした。
そんな中で今回の報告会の中で一点気になったのが、キャリア教育の報告の中で、生徒の希望を考慮した職場体験の場所の中にものづくりの企業が一つもなかったことです。
もちろんそれぞれの職種も大事ですし、実際ものづくりの現場にどう中学生が体験できる難しさを考慮しての選定だったのかもしれませんが、小学生の時に社会科の授業で工場見学をしたり、つばめっ子かるたや燕ジュニア検定の中でも燕の郷土教育として産業についても触れている中でもなかなかそこで働くというイメージは少ないのかなと。
ものづくりを支えていくためにも働く環境の整備に市も少しずつ取り組んでいますが、子どもたちが働きたくなる環境をどう整備していくか、来年度から工場の遮熱や断熱にも取り組み予定になっておりますが、やはり教育は大事ですが、そもそも根本の「ここで働きたい」をどうサポートできるかをさらに進めていかなければいかないとを感じました。
今回の報告会全体を通して少し感じたのは、もちろん報告を行うことはいいのですが、そういった状況を踏まえた上で、教育委員会として次にどんな方針を立て、どうアクションをしていくかの方向性も見えてくるといいかなと、またせっかく市民の方もきているので、その方向に進んでいくためにどう市民の方々から関わってもらいたいかなどもお話があるといいかなと感じた報告会でした。
次回はつばめキャプテンミーティングについてご報告します。



























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