予算審査特別委員会終わりました
- 大輔 佐野
- 2024年3月19日
- 読了時間: 6分
おはようございます
今回は3月15日(金)から始まる予算審査特別委員会について今回は個別で私の方で通告した質問事項について23項目中、22項目を質問させていただきました。
今回は赤字に示した2点を抽出してお伝えします。
【こどもから贈る「ありがとうのプレゼント」事業】と【つばめトランプ制作事業】についてです
◯こどもから贈る「ありがとうのプレゼント」事業
こども家庭庁の言うこどもから意見聴取を行うという意味と、プレゼントの内容の決定を子どもの意見を聞いて行うということにズレを感じるが、アンケートはプレゼント以外にも聞くのか?そもそもこの事業はこどもからプレゼントを親に送るということを強いているように感じるが、他市も同様に行っているのか、参考にした事例はあるのか?この内容について話す前に、まずは前提として、来年度予算の事業にはなりますが、すでにアンケートも実施済みで、プレゼントも花と決まっておりました。そのため、すでにアンケートに答えた子たちの気持ちを考えると、どうしても反対しきる訳にはいかなかったです。
それを踏まえて、市長からは、現在、現金給付の事業ばかりの中で、心温まるものをという観点から、もともと子どもたちが花を育てて、それを普段育ててくれてるお父さんお母さんに渡せればという意図があってこの事業を当初計画したとのことでした(まだ少しは理解できる…)。
ちなみに富山市のがんばるママ・パパに「ありがとうと花束」事業を参考にしたとのことでした。
その上で、私の方からは「子どもたちの意見を聞くのにプレゼントを聞くのではなく、もっと子どもたちがこんなことをしたいを形にしてもらいたい」ということを聞く場をしっかり設けてもらいたいというお願いをし、市からも来年度以降そういう場を設けていくとのことで回答いただきました。

◯つばめトランプ制作事業(少し長いのでじっくりお読みください)
つばめっ子カルタは文章を読み上げることで、地域のことを学べるという観点では地域に触れる点で効果的と感じるが、トランプについては完成時の一時的なPR効果はあったとしても事業自体の効果は感じられない。あらためて「つばめトランプ」を作る必要性はどこにあるのか具体的にお聞きしたい鈴木市長(昨日の答弁)
・最初に市長からつばめトランプの企画意図と経緯の説明がありました。
当初は、合併20周年を前に、つばめっ子かるた第2弾を作れたらと黒井先生に相談。1度に40枚書くのは非常にエネルギー的にきついということで、トランプであれば、絵を描くカードも少ないし、それなら協力できるとお返事があったとのこと。
その提案を受け、トランプは世代に関係なく誰でも楽しめ、家族間や友達同士のコミュニケーションツールとしていい遊び道具になるという発想からご当地トランプというのができると面白いなというふうに思いで企画したとのことでした。
一方で、つばめっ子かるたは、燕市のことが学べるふるさと教育ツールで、どうしてもターゲットは園児、小学生低・中学年ぐらいで、中高では使用頻度は低くなりがち。
実際に関西つばめいとで大学生を集めて懇親会をしたときに、つばめっ子かるたを持って行ったがウケが良くなかった。トランプなら大いに盛り上がったんじゃないかなというふうに思った。
その上で、大学生になって都会に出ていくときにトランプを持って行って、他の学生と燕市はこんなトランプがあってというような形で、PR ツールにもなるとのことでした↓
小林教育長(ここから今日のやりとりです)
ごんぎつねの挿絵を描いている黒井健さんが作ることで、子どもたちにとって、自分の街のカルタやトランプをそんなすごい人が作ってくれてるんだーとシビックプライドの醸成につながるとのことでした。ちなみに、燕市では、学校にトランプの持ち込みはOK↓
この2つのお話を聞いて私の中では、
・そもそも黒井先生が言ったからそれに後付けしてトランプがいいということになってないか?
・トランプ以外のものを考えなかったのではないか?
・本当にわざわざ大学生は都会に持っていく?
・つばめっ子かるたをやってきた子どもたちはこれから大学生になっていくのに今トランプが必要か?
・そもそも、トランプを使うことでシビックプライドは醸成される?
・かるたを大人も親しんでもらうように使うことのほうが先じゃないか?
・具体的な活用方法やスケジュール感は来年デザイン、再来年配布ということだけ?
・最初は全児童生徒に配布したとして、次の子たちには配布しない? などなど
そして、もうひとつ、かるたの時に課題にあったパテントの問題。
カルタもあくまでイラストの権利は黒井先生で、原画展を市がやるときや何かに利用するときはそれ相応の使用料がかかるようになっていること
これを踏まえてあと2回という限られた中で全部を質問するわけにはいかないので
・パテントの問題(カルタと同様になるだろうとのことでした)
・ターゲットがぶれていて政策立案時にきちっとした戦略を立てていないこと
・まずは今あるつばめっ子かるたを子どもたちや市民にしっかり浸透することが優先では
・それこそこの事業の費用でできる事業もあったのでは
・代表質問でも言ったが、財源があるからやったのか、やらなくてはいけない事業なのか?
・せっかく黒井先生から描いていただくならもっと黒井先生のデザインにあうツールがいいのでは
一方で、トランプを作るなら持ち運びしたくなるようなもっと若い方に受けるデザインもしくは
少しクスッとするようなデザインの方がいいのでは
↑こちらを2回に分けて率直に質問しました。
その上で、最終的に市長からは
ぜひやらせていただきたい!ということで改めてご提案するとともにこの事業をすることによってなくなった事業はないという答弁でした。さらに
昨日から「つばめトランプ」と「ありがとうプレゼント事業」の反応で、相当、自信を失いかけていて、新たな発想で若い人たちが次の燕市政を担っていただける、そういうことが動き始めてるのかなと、そこに期待をかけたいというような一見期待とも取れますが、どちらかというと少し弱気な発言をしておられました。
すみません、攻め過ぎてしまったのかも・・・
ということではありますが、自分自身、「言うべきことは言う」ということで最終的に委員会では、予算について賛成いたしました。
金額的には全体予算の約480億2500万円から比べれば金額は少なくとも、一つ一つの事業の精査はしなくてはならないと思っております。
最後に本会議では、予算の討論もありますが、その中に改めて賛成の立場に立ちつつも言うべきことはあらためてお伝えしようと思います。







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